【北中米通信】2026年サッカーW杯観戦記(その1)
(2026年8月から5回にわけて毎月掲載しています)
お待たせしました。ついに北中米通信の始まりです。誰も待っていなくても勝手に送ります。
宮本達夫
2026年6月13日(土)
水谷、村山、久保山、宮本の戸山高校サッカー部老体OB四人組は、朝9時に羽田空港に集合し、ダラスに向かい出発です。
なんと出発からトラブル発生で、11:55出発予定のアメリカン航空機が15:30発と大幅に遅れ、当初予定のロス乗り継ぎ便にも間に合わなくなりました。今回の旅行手配を依頼していた西鉄旅行の担当者が羽田まで来てくれていて、アメリカン航空と交渉してくれましたが、結局水谷さんはロスで6時間待ち、残り3人は9時間待ちでダラスには23:52となりました。四人一緒の便に変更してもらいたいと要求しましたが、アメリカン航空によると、まだ乗り継ぎの調整がつかない客もいて、当日中にダラスに着くのだからマシだそうです。また、羽田発の席が村山、久保山、宮本の3人は通路側ではなかったので、通路側に変更を依頼しました。2名分は無料でしたが、1名分は有料で120ドル、なんと1席変更だけで19,000円でしたが、これから長旅を考え、変更することにしました。
やっと15:30に羽田を出発し、ほぼ予定通り10時間のフライトで、現地時間9:35にロス到着です。
しかしここで入国審査に大行列。20ヶ所くらいブースはあるのに開いているブースは4ヶ所のみ、2時間待って私の入国審査は15秒でした。
更にダラス行きの便が羽田で発券されていなかったので、再度ここでチェックインする必要があった。また行列に並ばなければと思っていたら、たまたま声をかけてくれた老齢の職員がプライマリーレーンに入れてくれ、待ち時間は大幅に短縮できたと喜んだ。しかし世の中はそんなに甘くはない。発券だけすれば良いと思っていたが、予約はシアトル経由のダラス行きになっており、ダラス直行便への変更に1時間もかかってしまった。9時間も乗り継ぎ時間があるので大丈夫だったが、疲れるね。
水谷さんは6時間待ち、残り3人は9時間待ってロスを出発し、3時間のフライトでついに23:50ダラスに到着しました。ほっと一安心したのもつかの間、今度は1時間半も荷物が出てこない。やっと荷物を受け取り、水谷さんと合流して、Uberで車を呼んで夜中の2時にホテル到着です。この長い一日でスンナリ移動出来たのは、このUberだけ。空港で荷物を受け取って、スマホからUberで車呼んだら、10分もかからず空港に来て、無事ホテルまで送り届けてくれました。運ちゃんはマレーシアから来て3年目で、生活は苦しいなどとよくしゃべる人で、と言うより水谷さんが話かけるのに答えながらホテルに到着しました。
日本で朝5時に起床し、ダラスで夜中の3時に寝るまで、時差14時間を加えると実質36時間、まともな食事も睡眠もせずに、よく頑張りました。
羽田の出発、ロスの到着、ロスから出発、ダラスの到着と、4回もトラブル続き、アメリカン航空さん、しっかりしてよ。
では皆様、おやすみなさい。
2026年6月14日(日)
今日は日本の初戦オランダ戦だ。昨夜というか、夜中の3時に寝たので、寝過ごしてはいけないと朝8時にアラームをセットしたが、まったく目が覚めずに爆睡し、9時近くなって村山に叩き起こされた。村山は私のいびきで早く目が覚めてしまったようでゴメンナサイ!
W杯観戦に行く戸山同期でJFA OBの岩上夫妻はもう我々のホテルに到着したとのこと。ロビーで岩上夫妻とちょっと話をしてから朝飯を食べ、ドタバタと準備して、11時には西鉄旅行が手配したバスでスタジアムに向かった。途中1ヶ所別のホテルに寄り、バスには我々四人組と岩上夫妻の他に十数名が乗って、12時頃スタジアム近く?の駐車場に到着した。我々がスタジアムに向かって歩いている時、オランダサポーターのオレンジ軍団はスタジアムと逆方向に歩いて行く。噂によると、どこかに集結してオレンジ軍団の大行進が始まるようだ。南アやブラジルでオランダの試合を観戦した時も、笛や太鼓の大行進を目撃したことを思い出した。
12:50 スタジアムに到着した。まずはビールで必勝を祈願して乾杯。ビールのカップは今まではプラスチックだったが、今回はアルミ製だ。このビールカップは丁度良いお土産になる。今回買ったビールのカップは「FIFA WORLD CUP 2026」と「DALLAS」だけだったが、「対戦国名」が記載されたカップもある。あとで探してみよう。座席はコーナー近くの前から8列目でなかなか良い席だ。1968年メキシコ五輪サッカー銅メダリストの松本育夫さんが斜め前の席に座っていて挨拶をした。戸山サッカー部1年後輩の宮崎さんが我々の席まで来てくれ、一緒に記念写真を撮った。彼は一人で来ていて、スタジアムへも路線バスで来たそうだ。海外の旅行に慣れているように感じた。メキシコのホテルはお互い近いようなので、一緒に飯でも食べようと思っている。対戦国名が記載されたビールカップを探しに行った久保山が戻ってきたが、2つしか買えなかった。次に私が買いに行って2つ買うことができ、これで4人分のカップが揃い一安心だ。しかし、同じスタジアム内で同じビールを買ったのに、1杯17ドル(2,700円)だったり、1杯20ドル(3,200円)だったりするのはどういう訳だ。両方とも対戦国名が記載されたカップも同じだよ。
試合は皆さんご存知の通りで、ややオランダが優勢の内に前半は終了した。後半早々に試合は動き、ゴール前でフリーになったファン・ダイクにヘッドで決められてしまう。しかし日本もすぐに反撃し、数分後には久保からパスを受けた中村がやや遠めシュートを決めて同点に追いついた。喜んだのもつかの間、今度はゴール前に右から持ち込んだサマーフィルにクリーンシュートを決められてしまった。残り時間もわずかになった時、伊東のコーナーキックを小川が遠めからヘッドしたボールが鎌田の頭に当たってコースが変わりゴールに吸い込まれ同点になった。結局試合はこのまま2-2の引き分けに終わった。勝点3を取れなかったのは残念だが、オランダという強豪を相手に、先制されながらも追いつく展開で、勝ちも同然の気分でスタジアムをあとにした。
帰りも西鉄旅行が準備したバスでホテルに戻った。ここで岩上夫妻と一旦お別れだが、なんと岩上夫人が対戦国名が記載されたビールカップを山のように持っていた。どうしたのと訊いたら貰ったと言う。確かに対戦国名が記載されたカップは今日しか使えないのでくれたのだろう。しかし我々の努力はなんだったのだ!あちこちの売場を探し、1杯17ドルや20ドル払ってビールを買い、やっと手に入れたカップなのに・・・。我々のことを不憫に思ったのか、岩上夫人が記念カップを4つ分けてくれた。
一旦ホテルに戻って一休みしてから、ホテル近くのステーキハウスで夕食を摂った。アメリカのミディアムレアは日本のレアだと言うのでミディアムを頼んだら、ウェルダンのステーキが出てきた。少し硬いが美味しかった。私はよく喋る気のいい兄ちゃんに勧められるままポテトも頼んだが、とても食べきれなかった。腹一杯になってホテルに戻り、長旅の二日目が終了です。
では、今日もお休みなさい。 (続く)




2026年6月15日(月)
怒涛の2日間で疲れが出たのと、夜中に目が覚めてなかなか寝付けなかったので、朝起きたのは10時だった。ホテルに着いた時、朝食は12時までと聞いていたので、11時頃レストランに行ったら、もう終わったと言われた。週末は12時までだが、平日は10時までとのこと。でも親切なおばちゃんが、朝食券はロビーにあるカフェで使えると教えてくれたので、慌ててカフェに向かった。カフェもシャッターが閉まりそうだったが、また開けてもらい、朝食券でサンドイッチ、コーヒー、カットフルーツ、ジュースなどを買って、朝食を摂った。こちらでも充分に満足できる朝食だった。親切なおばちゃん、ありがとうございます。
今日は休養日。ホテルから一歩も外へ出ずに、洗濯したり、テレビでW杯中継を観たり、北中米通信を書き始めた。
ホテルでダラダラ過ごしていて、まだ明るいと思っていても、ダラスの日没は20時半頃なので、いつの間にか20時を過ぎている。今夜はホテル内の「BAR & GRILL」で夕食にする。ポークとチキンとサラダを注文して四人でシェアし、もちろんビールも頼んで、大画面のテレビでサッカー観戦しながら満足のいく夕食でした。
では、本日もお休みなさい。
2026年6月16日(火)
昨日はどこへも出掛けなかったが、なんとなく寝るのが遅くなり、今朝もベッドから出たのは9時になってしまった。またレストランが終わってしまうといけないので、寝起き早々レストランに向かった。水谷さんは、昨日のサンドイッチが気に入ったと、カフェで買って部屋で朝食にした。
少し身体を動かそうと、昼過ぎになって久保山、村山、宮本の三人はホテル周辺を軽く散歩した。この時、ホテル近くに「スターバックス」やタコス専門店の「TACO BELL」見つけた。ホテル近くにほとんど店はないので、これは役に立ちそうだと喜んだ。
ダラスに来てどこへも行かないのも残念なので、14時にUberで車を呼んで、フォートワースのストックヤードに向かった。ここはカウボーイのアトラクションスポットのような観光地で、西部劇に出てくるような店が並んでいる。車が着いた場所は裏門のような所だったようで、人もまばらで初めは寂れた観光地かと感じたが、奥に入って行くと多くの観光客もいて西部劇気分も盛り上がってきた。アイスクリームを立ち食いしたり、土産物屋を覗いたりしながら過ごし、最後に牛の行列を見てから、ストックヤードを後にした。
またUberで車を呼んで、今朝見つけた「TACO BELL」で夕食にしようと思ったが、ここはビールがないので、タコスを持ち帰りにして、ホテルで食べることにした。陽気なブラジル人の運転手はここで夕食のようだ。我々はホテルの「BAR & GRILL」の奥の席で持ち込みを許してもらい、ビールを頼んで安上がりの夕飯になった。それでも、タコスが10ドル、ビールも10ドルの合計20ドルだけど、アメリカの食事としては格安だ。
その後、村山がUberに支払った代金がカード会社に拒否され、スマホで1時間もやり取りして、やっと支払いが完了した。スマホやUberは大変便利でこれらがないと今回の旅行は成り立たないが、面倒くさいことも多々ある。
では、本日もお休みなさい。 (続く)




